格安SIMのMNPは何日に転出する?月末3日前ルールと二重払いを減らす実行タイムライン

Close-up of SIM cards and ejector tool on white background, emphasizing telecommunication technology.

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この記事の要点

・ドコモ・au・ソフトバンクは解約月が日割りにならず満額請求。だから転出は原則「月末寄せ」が得です。

・ただし月末ギリギリは危険。開通トラブルが翌月にまたがると旧回線の1か月分(4,000〜6,000円前後)が丸ごと増えるので、月末3日前(28日目安)を実行日の上限にします。

・例外は楽天モバイルからの転出。初月・解約月とも日割りがなく使ったデータ量で決まるため、こちらは月初にデータを使う前に出る方が安いです。

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「どの格安SIMが一番安いか」をまだ決めていない人は、この記事を読む必要はありません。先にプランを決めてください。ここから先は、乗り換え先が決まっている人が何日の何時に回線を切り替えるかだけを決めるための話です。同じプランに移っても、実行日を間違えると初月の請求が3,000〜5,000円ほど変わります。

Q. そもそも、なぜ「日付」で金額が変わるんですか?

旧回線と新回線の「月途中の扱い」が非対称だからです。ここが噛み合わないと、1か月分をほぼ二重で払う月が生まれます。

  • ドコモ:締め日は月末、解約月は日割りなしでプラン料金は満額
  • au:同じく月末締め・解約月は満額。ただしau→UQ mobile/povo2.0へ番号そのままの移行は日割り対象という例外あり
  • ソフトバンク:解約月は満額。締め日が月末とは限らず「20日締め」の契約もある(My SoftBankで確認できます)
  • 楽天モバイル:契約月も解約月も日割りという概念がなく、その月に使ったデータ量で1,078円/2,178円/3,278円が決まる

一方、乗り換え先の初月は事業者でまったく違います。IIJmioは初月の基本料が日割り、しかもデータ容量も日割り。mineoも初月は日割りですが、課金開始の翌月末までに解約すると解約月は満額という条件が付きます。LINEMOは初月は日割り、解約月は日割りなしという非対称型です。

Q. 結局、月末寄せと月初寄せ、どっちが得なんですか?

大半の人は月末寄せです。理由は単純で、旧回線側が「いつ抜けても満額」なので、早く抜けても1円も返ってこないから。そこに初月日割りの新回線を月末に足せば、重なる期間の追加負担が数百円で済みます。

4パターンに整理すると、こうなります。

旧回線の解約月新回線の初月寄せる方向
満額(ドコモ/au/SB)日割り(IIJmio・mineo・LINEMO等)月末寄せ/重複は数日分だけ
満額データ量で決まる(楽天)月末寄せ+その月のデータは3GB以内に抑える
日割り(au→povo2.0等の例外)日割り日付の影響は小さい/都合のよい日で可
データ量で決まる(楽天から出る)日割り月初寄せ/使う前に抜けるのが安い

Q. 具体的にいくら違うの?

旧回線が月5,000円(満額確定)、新回線が月3,000円で初月日割り30日換算だとします。

  • 5日に開通:旧5,000円+新3,000円×26日÷30=2,600円 → 合計7,600円
  • 28日に開通:旧5,000円+新3,000円×3日÷30=300円 → 合計5,300円

差は2,300円。しかも28日開通なら、新回線の初月データ容量が日割りになる事業者(IIJmioなど)では、その数日で使える量も減ります。「安くなるが、初月は容量も少ない」——ここを見落として月末に動画を見て速度制限、という声はよく見ます。旅行や大きなアップデートの予定がある月は、あえて月初に開通して満額払う判断もありです。

A blue SIM card on a dark background with vibrant red and purple accents.

Q. 「月末3日前ルール」って、なぜ3日?

締切が3種類あって、どれか1つでも詰まると翌月にまたがるからです。私は以前、31日の夜22時に切り替えようとして受付時間外に気づき、慌てた経験があります。

  • 回線切替の受付時間:ahamoはMNPの開通可能時間が9:00〜21:00。24時間ではありません(事業者によって21時/23時などバラバラ)
  • MNPの有効期限:MNP予約番号は取得日を含めて15日。ワンストップ方式(乗り換え先のWeb申込だけで完結する方式)にも同じく期限があります
  • 物理SIMの配送:審査から到着まで2〜4日、混む時期は1週間。月末は申込が集中します

つまり物理SIMなら28日の実行でも遅いくらいで、25日前後には手元に届いている状態にしたいところ。eSIM(端末に内蔵された電子SIM。カードの配送が不要)なら申込から最短当日〜数日で、重複を1〜2日に圧縮できます。日付の最適化を本気でやるなら、eSIM対応端末かどうかが実質的な前提条件です。

Q. 旧回線側で、当月の請求が増える落とし穴はありますか?

あります。ここを計算に入れないと、日割りで数百円削った意味がなくなります。

  • 家族割の回線数が減る:自分が抜けると、残る家族の割引額が下がる場合があります(3回線→2回線で単価が変わる設計が多い)
  • 光セット割が消える:スマホ側の割引なので、抜けた月から1回線分の割引がなくなります
  • 端末の分割残債:残債は解約後も旧キャリアから請求が続きます。消えるわけではありません
  • キャリアメール持ち運び:ドコモ・au・ソフトバンクいずれも月330円で、申込は解約後31日以内。ソフトバンクは解約と新規開通が同日だと申し込めない場合があるとしています

世帯全体でいくら増えるかは、家族まとめ回線をどの順番でほどくかを整理した記事の考え方が使えます。1人分の日割りより、家族割の減額の方が金額は大きいことがほとんどです。

Q. キャンペーンの締切と日付がぶつかったら?

キャンペーン優先です。日割りで浮くのは数百〜2,000円台ですが、還元は数千〜1万円台のことがあります。ただし順番だけは厳守で、エントリー(応募)→申込→開通の並びが崩れると対象外になる規約が多い。「申込前にエントリー」が条件なら、月末に慌てて申し込む流れでいちばん飛ばしやすい工程です。

Man sitting indoors reviewing past due bills with crumpled papers on a coffee table.

実行日を決めるための穴埋めシート

紙かメモアプリに、この5行だけ書き出してください。埋まった時点で日付は自動的に決まります。

  • ① 旧回線の締め日:月末 / 20日(ソフトバンクはMy SoftBankで確認)
  • ② 旧回線の解約月:満額 / 日割り(au→povo2.0・UQは日割り)
  • ③ 新回線の初月:日割り / データ量連動(楽天)/ 満額
  • ④ SIMの受け取り方法:eSIM(当日可)/ 物理SIM(+2〜4日)
  • ⑤ キャンペーンのエントリー期限と、切替受付の終了時刻

②が満額かつ③が日割りなら、締め日の3日前・平日の日中が答えです。土日祝は問い合わせ窓口が混み、不備があったときの復旧が翌営業日になります。②が楽天なら逆に、月が変わった直後の数日で、データを使う前に抜けてください。

プラン選びの段階に戻りたい人は、メインを小容量に下げてサブ回線で買い足す二段構えの検証や、格安SIM・モバイル回線の乗り換えまとめ|記事一覧もあわせて確認してみてください。

日付の最適化で動くのは、正直せいぜい数千円です。それでも、同じ手間で同じプランに移るなら安い方の日を選ばない理由はないと思うんです。まずは自分の締め日を確認するところから始めてみてください。

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