大容量プランで固めるのをやめた|メイン小容量+サブ回線の二段構えで年2万円
この記事の要点・毎月データが余るなら、メインを小〜中容量に下げて、足りない月だけサブ回線で買い足す方が総額は下がります。
・サブに出していい金額の上限は「大容量にした場合の差額」。ahamo大盛りの+1,980円÷使い放題24時間330円=月6日が分かれ目です。
・ただし毎月30GBを常に超える人・自宅にWi-Fiがない人は、無制限1本の方が手間も含めて割に合います。
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結局、無制限で固めるのは得なのか。先に答えます
損です。ただし「毎月データが余っている人にとっては」という条件付きです。私自身、長いあいだ大容量側に寄せていたので気持ちは分かるんですが、余ったギガは翌月に持ち越せないタイプのプランが多く、払ったぶんが毎月そのまま消えていきます。
理由はシンプルで、日本のスマホ利用は一部のヘビーユーザーが平均を押し上げている構造だからです。総務省が携帯大手4社の利用者に行った調査では、月間データ通信量が20GBを超える人は全体の11.3%にとどまるという結果が出ています。つまり9割近くは20GB以下。それなのにプランの主戦場は30GB前後や無制限に寄っていて、上限に合わせて契約すると多くの人が払いすぎになります。
「余った月」ではなく「足りない月」だけにお金を払う
二段構えというのは、こういう持ち方です。
- メイン回線=通話・SMS認証・キャリア決済のために持つ。容量は普段の月に合わせて小さめにする
- サブ回線=データ専用。旅行・帰省・出張・自宅のネットが止まった月だけ買い足す
数字で見ると差がはっきりします。ahamoは30GBで月2,970円、大盛りオプション(+1,980円)を付けると110GBで月4,950円です。大盛りを1年間キープすると年59,400円。一方、30GBのまま据え置いて、サブに日本通信の「ネットだけプラン」(20GBまで月1,200円/使ったデータが1GB以下の月は自動で月119円)を1枚足し、年に4か月だけ本格的に使ったとすると、サブの年額は119円×8か月+1,200円×4か月=5,752円。合計41,392円で、年18,008円の差になります。
ちなみに上の比較は「通話条件をそろえた」ものではありません。ahamoは5分以内の国内通話込みの金額、サブ回線側はデータ通信だけの金額です。サブはあくまで通話しない前提の追加分として見てください。
サブに出していい上限は、自分で計算できます
ここが今回いちばん伝えたいところです。サブ回線にいくらまで払っていいかは、大容量にしたときの差額で決まります。ahamo大盛りなら差額は月1,980円。povo2.0の「使い放題(24時間)」は330円なので、1,980円÷330円=月6日ぶん。
- データを浴びるように使う日が月6日以上ある→大容量プラン1本の方が素直で得
- そういう日が月1〜3日→メインは据え置き、サブで都度買う方が得
この「何日ぶん買えるか」に置き換えると、自分がどっち側の人間なのかが1分で判定できます。私はこれを計算して、月2日程度しか該当しないと気づいて大盛りをやめました。
サブ回線の顔ぶれ(データ通信だけの費用で並べています)
| サービス | データ費用 | 注意点 |
|---|---|---|
| povo2.0 | 基本料0円+トッピング。使い放題(24時間)330円/3GB(30日)990円/5GB(30日)1,380円/30GB(30日)2,780円 | 180日間トッピングを買わないと利用停止。使う月だけ払う運用向き |
| 日本通信 ネットだけプラン | 20GBまで1,200円、1GB以下の月は自動で119円(40GB2,400円/60GB3,600円に上限変更可) | データ専用で通話・SMSは不可。初期費用3,300円(スターターパック購入で回避できる場合あり) |
| mineo マイピタ+パケット放題 3Mbps | オプション385円で最大3Mbps使い放題(15GB以上のコースは無料付帯) | 2026年3月10日に1.5Mbpsから3Mbpsへ増速・改称。高画質動画には割り切りが必要 |
| DTI SIM データ2GB | 月660円、余りは翌月繰り越し | 最低利用期間なし。毎月ちょっとだけ足りない人向け |
私の実感では、使う月がはっきりしている人はpovo、毎月そこそこ足りない人は日本通信かmineoという住み分けです。povoは「今月は0円」ができる代わりに、買い忘れると回線が止まる緊張感があります。
やってみて分かった、面倒くさいところ
去年の夏、実家に3週間帰ったときにサブのeSIMを入れておいたんですが、帰宅後に切り替えを戻し忘れていて、平日の昼に画像がなかなか開かない日が続きました。3Mbps級の回線は昼でも文字は快適ですが、写真の多いアプリはワンテンポ遅れます。2回線を持つと「今どっちで通信しているか」を意識する手間が発生するのは、正直に書いておきます。
- データ専用SIMではSMS認証が使えないので、認証はメイン回線側で受ける前提にしておく
- 2回線を待ち受けにすると電池の減りは早くなる(気になるならサブは使う月だけオンにする)
- SIMトレイがmicroSDと共用の機種もあるので、eSIM対応かを先に確認する
切り替えのタイミングで請求が重なる話は別にまとめてあるので、実際に動かす前に乗り換えの日付と時間の組み方も見ておくと無駄な出費が減ります。
逆に、無制限1本で固めた方がいい人
- 自宅に固定回線やWi-Fiがなく、テザリングで生活している
- 毎月のデータ使用量が常に30GBを超えている(この帯なら楽天モバイルの無制限3,278円が素直な選択です。3GBまで1,078円、20GBまで2,178円の段階制なので、月による波にも対応します)
- 設定をいじるのが嫌い。回線が2つあること自体がストレス
この3つのどれかに当てはまるなら、二段構えはおすすめしません。手間の対価としてのリターンが小さすぎます。
最初にやるのは、契約変更ではなく実測です
まずキャリアのアプリで直近6か月のデータ使用量を見てください。最大値ではなく下から2番目の月をメインの容量に据えるのが私のやり方です。上限に合わせると毎月払いすぎ、下限に合わせると足りない月に困る。だから「普段の月」に寄せて、突発分はサブで買う。この順番で考えると、プラン表を眺めるより早く決まります。
サブ側を毎月2GB前後で回すつもりなら、繰り越しがあって最低利用期間もないDTI SIMのデータ2GBプラン(月660円)の条件あたりから見比べると、金額の相場がつかみやすいと思います。
大容量プランは安心を買う商品です。その安心に月1,980円払う価値があるかどうかは、使い放題を何日買えるかに置き換えれば自分で判断できます。
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